マイナンバー対応のシステム改修費用は修繕費 (水曜勉強会)
投稿日:
今日の勉強会の講師は中野さん。マイナンバー対応のためのシステム改修費用の税務上の取り扱いを解説してもらいました。
マイナンバー法では、会社側が、個人番号の漏えいの防止等のために「安全管理措置」を講じなければなりません。その一つとして、技術的安全管理措置があり、具体的に①アクセス制御、②アクセス者の識別と認証、③外部からの不正アクセス等の防止、④情報漏えい等の防止 を行わなければならず、そのために給与計算ソフトや人事管理ソフトのバージョンアップを行う場合が多いです。
この場合、例えば、既存の給与計算システム(ソフトウエア)等への改修費用が
A: 現状の効用の維持等のための費用として「修繕費」に該当するのか
B: 新たな機能の追加・機能向上のための費用として「資本的支出」に該当するのか
問題となります。Aなら修繕費、Bなら固定資産計上となりますので、マイナンバー対策のみの目的でのバージョンアップは、修繕費と考えてよさそうです。
関連記事
-
-
エヌエヌ生命業務改善命令
エヌエヌ生命に業務改善命令が出ましたね。 国税庁は、節税(課税の繰り延べ)を訴求 …
-
-
コワーキングスペース(Singapore)
Golden Equator Capital がシンガポール運営しているコワーキ …
-
-
バンコク事務所のサイトをリニューアルしました。
http://www.almetasia.com/
-
-
夢は必要か?
やっぱりこれが普通の考え方だよな。。 ——— …
-
-
スポーツ選手の年俸 法人設立による節税
高額年俸を稼ぐプロスポーツ選手に対する課税が凄い話は前回説明しました。年俸2.2 …
-
-
1099-INT Treasury Note
外国の1099を見るときに、1099-INTの区分も注意して下さい。外国の銀行の …
-
-
租税条約 特典条項が締約される国
2022年1月時点において、日本が締結している租税条約のうち特典条項が付されてい …
-
-
Gooute 日本デザインのスマホを世界で販売
日本とシンガポール法人の税務会計業務関与させて頂いているGooute が、日本で …
- PREV
- 5400万円脱税容疑、柏のキャバクラ経営者ら逮捕 千葉
- NEXT
- 養子縁組 相続税計算上の効果